平成30年度事業報告

事業概況

  (1)概要
   

 日本経済は、アベノミクスにより堅調に回復しており、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催及び、2025年大阪万博の開催が決定しましたが、明るさが見える一方で、デフレからの脱却は道半ばであり、度重なる自然災害や米中貿易戦争、英国のEU離脱問題などの国内外を取り巻く問題は山積しています。
本年は、5月1日新天皇の御即位により新元号が「令和」に変わりました。また、7月の参議院議員選挙、10月の消費税増税と大きな変化が待ち構えております。 5月20日に約130年ぶりに「キログラム原器」がその役割を終え、物理定数に基づく新しい定義に置き換わります。同時に、熱力学・温度の単位「ケルビン」・電流の単位「アンペア」・物質量の単位「モル」の定義も改定されました。 国内精密機械産業においては、緩やかな上昇局面の中で、産業界では「安全・安心・信頼」が叫ばれ、計量・計測機器の技術向上に伴う品質性能の向上が市場の活性化に繋がっています。
当業界においては、水俣条約の水銀使用禁止に従い、水銀充満圧力式指示温度計が全廃されることにより、一昨年8月にJIS B 7549液体充満圧力式温度計を制定、JIS B 7529蒸気圧式指示温度計を37年ぶりに改正、JIS B 7528水銀充満圧力式指示温度計が廃止されました。
また、当工業会の工業会規格の充満式温度計及びバイメタル式温度計 JPT 2302 : 2011 の改定は技術委員会を中心に行いました。  当事業年度の圧力計生産量は、昨年と比較し増加で推移しました。(経済産業省機械統計月報による)
 
さて、平成30年度当工業会の事業実績は

 1. 秋季理事会時、技術委員会を開催し工業会規格の充満式温度計及びバイメタル式
   温度計 JPT 2302 : 2011 の改定について説明・議論を行いました。
   その後、温度計部会長 兵田計器工業且謦役営業本部長 浜田忠良氏を中心に
   改正を実施しました。

 2. 長野計器轄H場見学会実施
   @ 日程  10月25日(木)
   A 参加者 15社20名
   B 見学場所及び内容
      〇上田計測機器工場
       小型圧力計自動化ライン・ブルドン管自動接着行程他見学とJCSS校正
       の説明を受ける。
      〇テクニカル・ソリューションズ・センター
       ショールームで同社及びグループ会社製品の見学
      〇丸子電子機器工場
       圧力センサ自動組立ライン・自動倉庫等の見学
 見学後の質疑応答では、発生した不具合は社内の関係部署に開示することで共通認識され、それが結果的にヒューマンエラーによる不良撲滅運動に結びついており、また同時に協力工場や部品調達先にも徹底することで、高品質を維持している旨の説明があり、参加した各社にとって多いに参考になる見学会となりました。


  (2)会員の状況(平成31年4月1日現在)
 
29年度会員数 30年度会員数 増減
32社 30社 -2


  (3)役員の状況(平成31年4月1日現在)
 







1 役員数
  会長 1名、副会長 4名、常任理事 7名、理事 6名、計18名 
   
2 監事 1名
   
3 顧問 3名

  (4)会議
 








1 工業会運営関係
  1.1 第21回通常総会 30−6−4 
    於 ホテルグランドアーク半蔵門
   

・平成29年度事業報告について
・平成29年度決算報告について
・平成30年度事業計画(案)について
・平成30年度予算計画(案)について
・定款改正について
・任期満了による役員改選について

     
  1.2 役員会
  第40回 30−7−12 於 京華スクエア 1F展示会準備室
   

・平成30年度計量記念日全国大会への協賛について
・会員企業代表者変更の報告
・平成30年度会議等日程計画について
・PL保険契約締結について
・平成30年度「労働保険 年度更新 申請書」について
・技術委員会メンバー選出と、活性化委員長について

     
    第41回 31−2−20 於 当工業会事務室
    ・2019年度会議等日程計画について
・2019年度計量功労者として日計振、計工連会長表彰および経済産業大臣表彰
 候補者推薦について
・理事・監事選任について
・その他
     
  1.3 理事会
  第64回 30−4−19 於 アットビジネスセンター東京駅 4階407号室
    ・平成29年度事業報告について
・平成29年度決算報告について
・平成30年度会費の額及び徴収方法(案)について
・平成30度事業計画(案)について 
・平成30年度予算計画(案)について
・役員改選(案)について
・定款改正(案)について
・出向契約書について
・工業会Webセキュリティ強化等について報告
・その他
   優秀従業員会長表彰候補者(案)について
   年間会議等日程計画について
   計量功労者表彰推薦について
   
     
    第65回 30−8−22 於 主婦会館プラザエフ8階 スイセン
    ・平成30年度「計量記念日全国大会」への協賛について
・会員企業代表者変更の報告
・平成30年下期〜令和元年度上期会議等日程計画について
・その他
 PL保険契約締結について
 平成30年度「労働保険 年度更新 申請書」について
 技術委員会メンバー選出と、活性化委員について
 理事会終了後 経済産業省講演会開催
 テーマ「ものづくり白書概要」講演:産業機械課 山下課長補佐
     
    第66回 30−11−22 於ホテルマイステイズ新大阪コンファレンスセンター
    ・平成30年度中間決算報告の件
・長野計器轄H場見学会報告
・平成31年新年賀詞交歓会開催場所、日程等確認について
・第22回通常総会開催場所、日程等確認について
・その他
 令和元年度会議等日程計画について
 ランサムウエア対策強化について  
     
  1.4 監事会 31−4−11 於 当工業会事務所
    ・ 平成30年度会計監査 木幡監事に実施頂く
     
2 技術委員会
  30−11−22 於ホテルマイステイズ新大阪コンファレンスセンター
  第39回技術委員会 議題 工業会規格JPT 2302 : 2011 の改定について
     
3 計量団体関係
   3.1 (一社)日本計量機器工業連合会 第7回定時総会   30−5−23
 ホテルオークラ 西野会長、事務局出席
   3.2 (一社)日本計量振興協会 第7回定時総会        30−5−24
 インターコンチネンタル東京ベイ 西野会長、事務局出席    
   3.3 計量記念日組織委員会                    30−6−6
 主婦会館 事務局出席    
   3.4 平成30年度計量記念日全国大会              30−11−1
 インターコンチネンタル東京ベイ 西野会長、事務局出席
   3.5 平成31年計量団体・業界・機関合同賀詞交歓会     31−1−9
 ホテル グランドアーク半蔵門 
 西野会長、田村、岡田副会長、事務局出席
   3.6 (一社)日本計量機器工業連合会 新年賀詞交歓会・講演会  31−1−1
 明治記念館 事務局出席

  (5)新年賀詞交歓会開催
 



31−1―10 於 主婦会館プラザエフ
 

来賓に経済産業省産業機械課、(国研)産業技術総合研究所、(一社)日本計量機器工業連合会、(一社)日本計量振興協会、鞄本計量新報社を迎え、会員、事務局合せ42名が参加。


  (6)圧力計・金属製温度計生産量
  
   
圧力計(個数)
 

経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室機械統計月報によると 、平成29年1月〜平成29年12月の生産個数は10,838,288個であり、平成30年1月〜平成30年12月の生産個数は11,617,710個、前年比107.2%となり7.2%増加。 一方、当工業会会員報告によると、平成29年4月〜平成29 年3月の生産個数は8,498,282個であり、平成29年4月〜平成30年3月の生産個数は10,789,992個であり、平成30年4月〜平成31年3月の生産個数は10,078,120個前 年比93.4%で減少となりました。
機種別にみると75mm以上は前年比83.6%・60mm以下は前年比94.8%となり、 いずれも減少となりました。この数値は、生産報告企業数10社のデータです。
※平成30年度圧力計生産量報告書(資料)

   
金属製温度計(個数)
 

当工業会会員報告によると、平成29年4月〜平成30年3月の生産個数は146,244 個であり、平成30年4月〜平成31年3月の生産個数94,428個で前年比64.6%と 大幅な減少となりました。この数値は生産報告企業数4社のデータです。
※平成30年度温度計生産量報告書(資料)



  (7)製造物賠償責任保険
 



 

平成7年7月1日に施行された生産物賠償責任保険(PL法)により、製造事業者として賠償責任の対応を義務づけられ、当工業会は初年度から団体保険に加入。

〇平成30年度団体扱い加入明細は次のとおり
  関東地区会員:8社、 関西地区会員:11社
  保険期間:平成30年7月1日〜平成31年7月1日
  保険料  関東地区 279,800円   関西地区 452,500円   
  合  計 732,300円
  AIU保険会社代理店(平成30年よりAIGに社名変更)
  関東地区:首都圏保険センター
  関西地区:潟Aフィニティ・インシュアランスグループ


  (8)顕彰関係
 







・ 経済産業大臣表彰受賞
 

平成30年11月1日
当工業会推薦 日本圧力計温度計工業会 前専務理事 市川由雄氏

   
会員企業代表者の受賞
  平成30年5月23日
(一社)日本計量機器工業連合会 計量機器事業振興功労者顕彰
当工業会推薦 東洋計器興業梶@代表取締役 上野山浩之氏(当工業会常任理事)

平成30年5月24日
・(一社)日本計量振興協会 計量功労者会長表彰
当工業会推薦  大林計器製造梶@専務取締役 辻 義和氏(当工業会理事)
   



令和元年度事業計画

 平成 30 年度の我が国経済をみると、アベノミクスの推進により、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかに回復している。海外経済が回復する下で、輸出や生産の持ち直しが続くとともに、個人消費や民間設備投資が持ち直すなど民需が改善し、経済の好循環が実現しつつあります。物価の動向をみると、原油価格の上昇の影響等により、消費者物価(総合)は前年比で上昇しており、平成 30 年度の実質国内総生産(実質GDP)成長率は0.9%程度、名目国内総生産(名目GDP)成長率は 0.9%程度と見込まれる。また、消費者物価(総合)は 1.0%程度の上昇と見込まれています。

 このような状況の中、当工業会としては会員企業間および、行政機関、計量団体との連携をより深め情報収集に努め、活用し、会員企業にとって有益となる展開を図って参ります。

 

  1.役員会
 
   

 常に魅力ある工業会とは何かを考え、各社との情報交換を密にし、中小製造事業者単独ではなかなか出来ないことを工業会として取り組むことが肝要であり、会員にとって有益な事業の模索検討、意見交換を行い、具体的な事業を打ち出して参ります。


  2.事務局
 
   

 「会員のために」のモットーを継続し、会員各位に各種情報を素早く提供することが事務局としての大きな役割であり、積極的に情報提供を行って行きます。
会費の管理運営及び理事会、役員会、総会、技術委員会、活性化委員会、異業種工場見学会等の実施及び所管の経済産業省、(国研)産業技術総合研究所、計量団体との窓口となって当工業会のスムーズな運営を図って参ります。
工業会規格の充満式温度計及びバイメタル式温度計 JPT 2302 : 2018 を会員へ配布し、HPへ掲載します。また、本年夏ごろに一般社団法人日本電機工業会(JEMA)様の「変圧器用のダイヤル温度計」のJEM規格の改正に協力を事務局として技術委員会と連携して行う事を計画しています。


  3.技術委員会
 
   
1.  「変圧器用のダイヤル温度計」のJEM規格の改正 一般社団法人日本電機工業会(JEMA)様の「変圧器用のダイヤル温度計」のJEM規格の改正に協力を事務局として技術委員会と連携して行います。

〇 技術委員会の委員及び構成会員企業
委 員 長 佐藤 浩二 長野計器株式会社  
副委員長 服部 伸也 旭計器工業株式会社 圧力計部会長
副委員長 浜田 忠良 兵田計器工業株式会社 温度計部会長
委 員 中村 泰士 株式会社荏原計器製作所  
委 員 岡田 延孝 株式会社岡田計器製作所  
委 員 生駒 博之 株式会社大東計器製作所  
委 員 田中仁一郎 株式会社田中製作所  
委 員 小町  宝 東洋計器興業株式会社  
委 員 依田 一雄 株式会社長野汎用計器製作所  
委 員 松枝 國博 日新計器株式会社  
委 員 山本 信太郎 山本計器製造株式会社  
事務局 池田 吾朗    
     
  4.活性化委員会
    マンネリ化を回避し本工業会を更に活性化させる意で、会員にとって意義ある事業の展開を図ります。
1. 新規会員入会勧誘活動
   
2. 講師を招いてのセミナー開催
   
3. 異業種工場見学会の実施
   
4. 工業会のあり方研究

  活性化委員会の委員及び構成会員企業

  委 員 長 辻 義和 株式会社大林計器製造
  委 員 中村 泰士 株式会社荏原計器製作所
  委 員 上野山浩之 東洋計器興業株式会社
  委 員 山本 直子 山本計器製造株式会社
  オブザーバー 吉川 憲司 日新計器株式会社
  事務局 池田 吾朗  
   
  5.顕彰関係
    計量功労に関して会員各位の励みともなる、経済産業大臣表彰、計量団体表彰等の基準適合者を関係機関へ推薦いたします。


 

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